2016年9月19日月曜日

大阪酒塾は、11年の活動をもって解散いたします。

このたび大阪酒塾は、これまでの11年間の活動をもって解散いたすこととなりました。
決定がなされましたのは、塾頭  箱部 聡 氏の告別式が行われた9月18日(日)。当初、この日に予定されていました大阪市北区「鯛之鯛」での定例会を、箱部塾長を送る会として催し、執行部の福本 幹事、圓山 顧問より、解散決定の報告説明がなされました。 

会員の皆様には、大阪酒塾のイベントや勉強会など、さまざまな活動にご参加、ご賛同、ご協力を賜りましたこと、ここに心より厚く御礼を申し上げます。
執行部のメンバーも断腸の思いでありますが、会員の皆様に、感謝とお詫びを申し上げるしだいです。




誠に残念ですが、今後は会員有志の方々で、大阪酒塾の意志を引き継ぎながら、個々に日本酒と酒文化の普及・啓蒙活動に励まれて欲しいとのメッセージでした。
ただし、来年の春には、特別イベントを開催する計画がありますので、このブログは、これからも存続いたします。




大阪酒塾の創設以来、会員としてスタッフやサポートに努めていらしたメンバーもこれを了承し、大阪酒塾のさらなる進化と新しい形を、期待するところです。



そして始まった、送る会。箱部 塾頭のご長男・箱部 照太 氏が経営する鯛之鯛がご自慢のメニューに、箱部 塾頭がこよなく愛した美酒の数々を大いに楽しみました!
もちろん、そこには、箱部 塾頭も同席されていらしたことでしょう。
先付けは、秋の珍味。これには、箱部 塾頭がイチオシだった「くどき上手」が合わされました。



お造りは、鯛之鯛がこだわる明石の昼網で獲れた熟成魚など、まさに日本酒ツウには垂涎の一皿です。

              

揚げ物、煮物など、日本酒との相性を楽しむメニューが続きます。
都美人ほか、山廃純米酒など、大阪酒塾と深いつながりのあった銘酒が登場しました。





そして、会員の一人ひとりが、箱部 塾頭との思い出を語るトークタイム。
和気あいあいのムードに、出席された皆様を、箱部 塾頭がきっと横にいらっしゃると思いつつシャッターを切らせて頂きました。
皆様、本当に長い間、大阪酒塾の活動にご尽力頂きまして、お疲れさまでした。
そして、心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。










最期になりましたが、この大阪酒塾のブログ管理人を担当いたしました高槻新士は、箱部 聡 氏の遺志を受け継ぎながら、今後も、日本酒イベントや日本酒塾などを開催してまいります。
お読み頂き、誠にありがとうございました。

2016年9月15日木曜日

訃報 大阪酒塾 塾頭の箱部 聡 様がご逝去なされました。謹んで、哀悼の意とお悔やみを申し上げます。

去る9月14日 22時14分 大阪酒塾 塾頭で、
北新地「たこ茶屋」の代表取締役 箱部 聡 様が、ご逝去なされました。
謹んで、哀悼の意とお悔やみを申し上げます。

お通夜・告別式は、下記のとおりです。

・通夜  9月17日(土) 19:00~

・葬儀  9月18日(日) 11:30~12:30

・式場  北大阪祭典 http://www.osakasaiten.com/kaikan/kita.html

      大阪市淀川区西中島2丁目11番26号
      TEL 06-6304-9242

・喪主  ご長男  箱部 照太 様


2016年8月17日水曜日

9月の大阪酒塾 定例会は、今、梅田で噂の「鯛之鯛(たいのたい)」で、熟成魚と美酒を味わいます!

いよいよ天高く 馬肥ゆる 秋。美味しい秋の味覚に、秋上がりの日本酒「ひやおろし」がピッタリの季節がやって来ました。
そんな熟成した美酒と、明石で獲れたうまい魚を熟成させて楽しむ料理店「地魚食堂 鯛之鯛(たいのたい)」で、大阪酒塾 9月の定例会を開催いたします!






1年前、神戸にオープンし、またたく間に人気急上昇の「鯛之鯛」は、大阪酒塾 箱部 聡 塾頭のご長男が経営しています。
特に、看板商品の熟成魚は、いわゆる獲れたてのキトキト鮮魚の美味しさとはちがい、新鮮さを残しつつ、まったりとした甘味とコクが舌の上に広がる感じです。
これが、日本酒と絶妙の相性と、評判です。もちろん、全国の美酒も30種類を超える品揃えです。





すでに、会員の皆様には、封書にてご案内をしておりますが、新たに会員としてご参加希望の方は、あらかじめ入会手続きが必要ですので、このブログ右側の「大阪酒塾事務局 たこ茶屋 箱部」まで、お電話にてお申し込みをお願いいたします。
定例会のご案内は、下記のとおりです。
 
◆ 日時   平成28年 9月18日(日) 17:00~20;00
◆ 会場   「地魚食堂 鯛之鯛」 梅田店 大阪市北区堂山町1-2 R&Eビル B1
       電話 : 06-6130-8865
       *阪急東通り商店街アーケードの東詰めを右折して、すぐにあります。
◆ 会費   ¥8,000(税込)
◆ 定員   20名様 *満席になりしだい、締め切ります。
       お早目のお申込みを、お待ちしております!

                              以上


2016年7月24日日曜日

大阪酒塾の定例会は、9月開催の予定です。

猛暑の続く夏ですが、大阪酒塾 会員の皆様は、ひんやりと美味しい日本酒を楽しんでおられること思います。
そして、お盆が明ければ、ひやおろしのシーズン到来!
夏を越して旨味ののった、熟成した風味を楽しむ、重陽の酒が待ち遠しいですね。
そんな秋上がりの酒も含めた大阪酒塾の定例会を、9月に開催する予定です。
詳細は、追ってブログにも掲載いたしますので、ご期待ください!


2016年6月14日火曜日

大阪酒塾の事務局 「たこ茶屋」の活け明石だこは、今が旬です! ぜひ、お越しください!

大阪酒塾の会員様、ブロガーの皆様、こんにちは!
本日は、大阪酒塾の事務局であり、活け明石だこ専門店として知られる「たこ茶屋」さんのご案内です!

オーナーで料理長である、箱部 聡 さんは、ご存じ、大阪酒塾の塾頭であり、関西における日本酒普及の第一人者として、長年、活躍されています。


たこ茶屋には、全国各地から蔵元社長や杜氏も訪れ、日本酒談義に花を咲かせるほど!
冷蔵ケースには、極上の希少な美酒がそろい、季節の旬味や活けダコ料理、絶品のたこ焼きなどと楽しめます。




箱部塾頭は現在、療養中ですが、ご夫人が料理長として腕を振るい、健啖家のお客様をおもてなししています。
ぜひ、皆様も、旬の一番おいしい明石だこをお見逃しなく! お誘いあわせの上、ご来店をお願いいたします。
また、箱部塾頭へのお便りやメッセージは、下記のフェイスブックの「メッセージ」ボタンよりお送りください。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100005956659721&fref=ts

2016年5月16日月曜日

大阪酒塾 第11回 総会が、盛大に開催されました!

快晴の5月15日(日)、大阪ミナミの道頓堀にある「道頓堀ホテル」で、大阪酒塾 第11回 総会が盛大に催されました!
11年目を迎え、新たなステージへ歩む大阪酒塾に、全国から11社の蔵元様と数々の美酒がご参加頂き、会員との親睦を深めました。






司会者からの発声の後、箱部 塾頭夫人から開会挨拶、療養中の箱部塾頭からのメッセージを伝えました。
新たな日本酒ブームといわれる昨今ですが、にわか日本酒ファンとは一線を画す大阪酒塾の会員に、11年目を迎えて、ますます日本酒文化を深く学び、多くの美酒を味わい、会員相互の交流を深めて欲しいとのメッセージでした。
箱部塾頭が元気に復活される日を、会員一同、心から待ちわびています。

続いて、総会 第1部の基調講演は、日本酒造りになくてはならない「麹菌」を司る京都の老舗 ㈱菱六 代表取締役社長 助野彰彦 氏から「よねのもやし」のお話です。


まずは、助野社長をご紹介頂いた、石川県の御祖酒造㈱ 横道俊昭  杜氏からひと言。
そして、よねのもやしについて、ワクワクしながら会員は耳を傾けます。




「よねのもやし」と呼ばれた延喜式の記録、室町時代の北野天満宮が独占した「麹座」などの歴史話、さらには、日本酒の麹米とよく似た麹菌の造り方、さまざまな種類の麹菌の紹介など、表立って知られていない神秘的かつ繊細な、よねのもやしの世界を解説して頂きました。
麹菌を育てるのにも米を使いますが、酒造りのように精米を高めず、玄米に近い米粒を使うそうです。その理由は、麹菌は玄米のヌカが大好きで、これを栄養にすることで旺盛に発育します。
また、麹菌は、平成18年(2006)に日本の国菌に認められたそうです。
昨今は、塩麹なども含め麹菌が注目され、菱六でも、京都の佐々木酒造や阿闍梨餅とのタイアップなど、新しいよねのもやし商品を企画しているそうです。




充実した基調講演の御礼メッセージは、もう一人の助野社長 紹介人である木下酒造(有)のフィリップ・ハーパー杜氏から、あらためて菱六の麹の素晴らしさをコメント頂きました。
ちなみに、銘酒「玉川」では、山廃仕込みの酒に菱六の麹菌をふんだんに使っているそうです。


そして、総会 第1部のしめくくりは、大阪酒塾の顧問である、圓山建造 様からおいわいの言葉を頂きました。
11年目の節目を迎え、とても有意義かつ勉強になる、よねのもやしの講義。麹文化は我々の国と生活・文化までも支えていることを改めて実感したと述べられ、さらなる大阪酒塾の発展に期待を寄せられました。



さて、おまちかねの第2部には、蔵元様からの美酒が続々と登場です!
まずは、ステージに集合して頂き、各蔵元様をご紹介。各蔵元様とも、自慢の美酒を持参頂きました。

(順不同・企業名50音順)
梅乃宿酒造㈱「梅乃宿」 北場広治 様、㈱御祖酒造「遊穂」 横道俊昭 様、葛城酒造㈱「百楽門」 久保伊作 様、木下酒造(有)「玉川」 フィリップ ハーパー 様、酒井酒造㈱「五橋」 森重健一 様、笹一酒造㈱「旦」 天野 怜 様・伊藤正和 様、竹内酒造㈱「唯々」 梯 英一 様・松本太三 様、㈱名手酒造店「黒牛」 岡井勝彦 様、㈱本田商店「龍力」 本田武義 様、都美人酒造㈱「都美人」 木下勝二 様、山岡酒造㈱「瑞冠」 畑中裕次 様。





乾杯の酒は、本田商店の「龍力」から、究極の純米大吟醸「秋津」です。なんと、一升瓶で8万円もする貴重な美酒です。


そして、定番の道頓堀ホテル 中華コースに舌鼓! やはり、このメニューには、コクのある純米酒や山廃仕込みがよく合います。
会員がグラスを重ねる銘柄も、大吟醸よりも無濾過生原酒が多く、アミノ酸の高い料理とのマッチングを楽しみました。




第2部の最後には、先月、大きな震災被害をこうむった熊本県の酒造業界への義援金に、チャリティーオークションを開催しました!
全国の美酒が次々と落札され、希少な一本を手にした会員は満足げです。
売上のご協力、まことにありがとうございました!




そして、賑やかに盛り上がった3時間30分が終了! 
締めくくりは、恒例の大阪締めを全員で唱和し、残り酒のないようグラスを干して解散となりました。
新たな11年目に入る大阪酒塾! 新しい会員様のご参加を、心よりお待ちしております!